【黒帯・加賀鳶】石川県・福光屋

全量純米造りの蔵元…【加賀鳶】【黒帯】
石川県金沢市石引2丁目8番3号
蔵元HP

 越中(現在の富山県)・福光町の塩屋太助(6代目)が、加賀の国・金沢の石引町にある1625(寛永2)年創業の酒蔵を買い取ったのが『福光屋』の発祥です。蔵のある「石引」という地名は、1952(文禄元)年に前田利家が嫡男・利長に金沢城を築かせた際、城の石積みに使う石を町の東にある戸室山(とむろやま)の麓から掘り出し、ここを引いて通ったことに由来しています。その道は今も『福光屋』の玄関先を通り、真っ直ぐに兼六園へと向かっています。
 当時の屋号は「塩屋」。7代目の太助が先代の出身地の名をとって屋号を現在の『福光屋』と改め、八代目・太次良は酒蔵・道具蔵の増設を成し、九代目・太平二に引き継がれ、十代目・太助の頃に家業はようやく軌道にのり生産量は一千石に達しました。11代目・福光松太郎(1900年代前半)の頃には約五千石にまで伸ばし、福蔵と南蔵を増築。さらに地所を二千坪に拡張し、精米所と瓶詰工場を増設。また、富山地区との取引をはじめるなど市場の拡大もはかり、今日の『福光屋』の基礎を築き上げました。
 11代目松太郎夫婦に子がなかったため、妹の嫁ぎ先である滋賀県彦根の広野家より養子として迎えた12代目・博が、戦後の高度経済成長の流れにのり、マーケティングという概念で老舗の造り酒屋を経営しました。社屋と酒蔵の新築、新商品の開発、長期熟成酒にも取り組みました。地元におけるメディア広告を開始し、金沢の文化と酒を広く知らしめ、時代に遅れがちだった日本酒業界全体にも大きく貢献しました。それら数々の新たな挑戦において、一貫していたのが品質主義でした。現在では長男である福光松太郎氏が13代目の歴史を受け継ぎ、代々変わらぬ品質主義を貫いています。
 『福光屋』は加賀百万石の華麗な文化と豊かな風土に育まれ、酒を醸して380有余年。金沢で最も長い歴史を誇る酒蔵です。現在の『福光屋』には壽蔵(ことぶきぐら)、光蔵(ひかりぐら)、禄蔵(みどりぐら)、福蔵(ふくぐら)という4つの酒蔵があります。醸す酒の種類によって、それぞれの蔵の特徴を活かし、見事に使い分けています。
 酒蔵にとって命とも言われる水。『福光屋』では酒造りに最適の水質を備えた「百歳水」と呼ばれる水を仕込み水に用いています。壽蔵の正面にも祀られているこの水は、『福光屋』の地下150mから滾々と湧き出ています。金沢大学理学部の調査によると、一世紀前に降った雨と白山に染み込んだ雪解け水が地中深く浸み込み、幾重にも重なった貝殻層をくぐり抜け、カルシウムやマグネシウムなど酒造りには欠かせない成分をゆっくり溶け込ませて蔵に辿り着いているということです。やや硬水で年間温度は変わらず16℃前後、無味無臭に近いが微かに味を持つこの水は、蔵近くの寿司屋さんではシャリ炊きに使い、人気の蕎麦屋さんでは麺打ちやダシにも使っています。この水を求め、ポリタンクやペットボトルを手に蔵へやって来る人が絶えないそうです。
 1988(平成元)年、日本酒業界にそれまであった、特級、1級、2級等の級別が廃止されました。その3年前、すでに『福光屋』では、料理酒を除く全ての酒を本醸造以上の規格とする改革に踏み切っていました。そして、2001(平成13)年には全商品を純米酒化。1万石以上の生産高を誇る蔵元としては初の試みでした。オール純米酒造りとなると、大きな負担となるのが原料コスト。アルコール添加をしない分、当然、米の使用量は増えます。純米造りの品質を上げるための工程変更や設備投資も起きてきます。人材の教育コストも必要です。また、従来のアルコール添加を前提としていた酒造りとは違う技術面も大きな課題となりました。ですが、本来の醗酵の力を授かったきめ細かな美味しさと、体になじむ軽い酔い心地を持った日本酒を造りたい…、「米の国の米の酒」として大いなる可能性を秘めた「純米酒」だけを醸す…、そんな想いでひとつひとつを克服し、現在に至っています。永い日本酒の歴史の中で、戦前までは純米造りの歴史です。その歴史を取り戻したいが為、まさに温故知新の精神で本来の日本酒文化である純米酒の時代を築きたく、「純米蔵」として『福光屋』は踏み出したのでした。
 純米酒の基本となる原料、米。『福光屋』では生産農家と契約栽培することによって、高品質の酒造好適米を安定確保しています。昭和35年に兵庫県中町と「山田錦」の契約栽培を結んだのを最初に、現在では長野県木島平と「金紋錦」、兵庫県出石と「フクノハナ」、富山県福光町と「五百万石」をそれぞれ契約栽培しています。酒造好適米は栽培地が限られ、育成が難しいだけでなく、収穫量も少ないのが現状です。契約栽培の利点は安定供給のみならず、農家と土づくりから共に研究して、より品質のいい酒米を収穫できることにあります。また、毎年の気候状況によって変化する米の性質も事前に予測と把握ができ、酒米の個性を見極めることによって、独自の酒造好適米ともいえるような特性改善も可能です。そして何よりもつくり手の顔が見えるということが、お互いの励みとなり意欲となり、最も大きな利点であるといえます。
 純米酒は一般に、コクがあるが重い、と思われがちです。しかし、原料米を充分に吟味し、酒造りの基本を踏まえ丹念に醸すことで、さらりとしながらも旨味がある「旨くて軽い」純米酒を造ることができるのです。その軽味(かろみ)ときめ細かい舌ざわりは、アルコール添加酒では決して実現できない酒質です。そして、くどさがなく、飲みやすい『福光屋』の純米酒は、料理と一緒に楽しめるお酒でもあります。銘柄ごとに料理との相性にも、きちんとしたコンセプトが打ち出されています。
 純米酒ならではの、様々な原料米の持つ個性が充分に引き出された味わいを、また、様々な酵母が醸す深い香りを、軽やかな酔い心地でお楽しみください。

 

福光屋 純米 すっぴん

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化粧水=純米酒。しっとりうるおい肌に!
福光屋 純米 すっぴん

「化粧水すっぴん」は、磨き抜いたお米とミネラルたっぷりのお水だけで作られた、お肌に嬉しい純米酒です。
この純米酒は飲むのではなく、化粧水としてご使用下さい。
純米酒に含まれるアミノ酸、ビタミン、ミネラル類などの様々な成分は美容にイイと言われています。
酒蔵に眠る貯蔵タンク600本に及ぶ貯酒の中から、美肌に最適の純米酒が選ばれ、「化粧水すっぴん」として商品化されます。
純米酒ですので、もちろん香料、防腐剤など、化学物質は一切使用していません。ですから、手につけた後でも安心してお料理も出来ます。
ハンドクリームだとそんな訳にはいかないですよネ。
肌におススメのお酒、「すっぴん」。
酒が好きでも嫌いでも、冬の必需酒です。

福光屋 純米 すっぴん 200ml
販売価格(税込)¥495
売り切れ

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加賀鳶 極寒純米 辛口

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旨味のある辛口純米酒
加賀鳶 極寒純米 辛口 1,800ml

日本酒に求める味わいで、よく耳にするのが「辛口」。次が「インパクト」という言葉ですかね。
この酒は、確かに辛口ですが、ただ単に辛いだけではありません。旨味を兼ね備えた辛口酒です。また、この酒は際立ってインパクトのある酒でないため、口にした瞬間にはその美味しさが判らないかもしれません。
しかし、杯を重ねれば重ねるほど、その美味しさにお気づきいただける酒です。
軽快で柔らかな口当たりと膨らみのある旨味の後にやってくる辛味。喉を通った後のキレの良さ。だから、おかわりをすればするほど美味しく飲めるのでしょうね。
常温よりやや低めの温度帯がお奨め。季節にもよりますが、冷蔵庫から取り出し30分位ですかね。
アテは焼き鳥。しかも塩味が最高~。
コストパフォーマンスに長けたお値打ち酒。やはりこの酒、人気があります。

加賀鳶 極寒純米 辛口 1800ml
販売価格(税込)¥2,510
数量

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加賀鳶 翔 純米酒

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お値段を知らずにお飲みいただきたい酒です
加賀鳶 翔 純米酒 1,800ml

麹米に「山田錦」、掛米に「五百万石」を使用。平均精米歩合70%のコストパフォーマンスな純米酒です。
毎日の晩酌に…と、価格が注目されがちなこの酒ですが、イヤイヤどっこい。
落ち着きのある香りとサラッとした軽い飲み口。
ほど良いコクを感じながらとキレのある飲み口をお楽しみいただけます。
酸味と旨味のバランスもイイ感じの仕上がり。
夏は枝豆や冷奴を肴に冷やしてスッキリ、冬は湯豆腐やおでんを肴にお燗でどうぞ。
本音は、お値段を知らずに飲んでいただきたい・・・。そんな純米酒です。
「加賀鳶」の「赤ラベル」と覚えてくださいませ。

加賀鳶 翔 純米酒 1800ml
販売価格(税込)¥2,158
数量

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黒帯 悠々 特別純米酒

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燗も善き哉。冷も善き哉
黒帯 悠々 特別純米酒 1,800ml

ブランド名の「黒帯」は武道で有段者が締める帯の色。Kuroobi(クロオビ)はそのまま英語圏でも通用する単語となり、強者をイメージさせるアイテムとして幾許か通用します。
酒名の「悠々」は遥かに遠く限りなく続くさま、ゆったりと落ち着いたさま、十分に余裕のあるさまを意味します。
黒帯 悠々…。まさしく、その名の通りの日本酒です。
本物しか生き残れないと言われる金沢の地で老舗料亭をはじめ、多くの食の職人、食通、酒通の方々に愛され続けている酒です。
この酒の究極の命題は「ただの酒」です。これが意味深。「ただの酒」でありながら酒好きを喜ばせねばいけないのですから・・・。
肴の旨さを引き出し、料理を引き立てながら、酒自体も旨味を深めれる酒。そして、飲み終えれば「ただの酒」。押しすぎず、引きすぎず…。その頃合が絶妙の酒こそが「黒帯」が追い求める酒質であり、酒通が黙って頷く酒。奥が深いですね。渋すぎる~。
酒の色は淡い山吹色をしています。穏やかで深みのある香り。口に含むと旨味がふわ~っと膨らみます。力強くてまろやかな辛口。料理と一緒に飲むと、その良さを改めて実感していただけます。
お燗にすると、美味しさが更に増しますよ。

黒帯 悠々 特別純米酒 1800ml
販売価格(税込)¥2,730
数量

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【黒帯 ・ 加賀鳶 】 樽酒 量り売り

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お正月を限定樽酒で!
黒帯 ・加賀鳶 樽酒 量り売り

【冬の季節限定酒】

毎年大好評をいただいています【樽酒量り売り】です。
石川県の名門蔵元・福光屋より「黒帯」と「加賀鳶」の2種が『樽酒』で限定入荷いたします。そのお酒を当店で小分けし、量り売りさせていただく特別企画です。
本物しか生き残れないと言われる料亭処・金沢の地で、高級老舗料亭御用達の「黒帯」は当店でも人気のある通向きのお酒。和食の鉄人と言われる道場六三郎氏もおすすめのお酒だとか…。
「加賀鳶」は、あでやかでキレ味鋭い粋でいなせなお酒。江戸の昔、力強くて面たくましい、八百八長の人気を一身にさらっていた加賀藩江戸屋敷お抱えの火消し「加賀鳶」 そのもののようなお酒です。
そのままでも充分に美味しい「黒帯」と「加賀鳶」に木樽の香りが更に追い打ちをかけてくれます。燗で映える黒帯樽酒、冷で冴える加賀鳶樽酒。酒通好みの「黒帯」か、粋でいなせな「加賀鳶」か!
どちらもご満足いただけると存じます。2酒を飲み比べるのも楽しいですよ。
お正月にもってこいのお酒です!!

樽酒量売 加賀鳶 極寒純米 720ml
販売価格(税込) ¥2,090
数量 売り切れ
樽酒量売 黒帯 悠々 純米酒 720ml
販売価格(税込) ¥2,090
数量 売り切れ

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加賀鳶 冷やおろし 山廃純米吟醸

加賀鳶 ひやおろし

今が飲み頃!毎年大人気の冷やおろし

加賀鳶 冷やおろし 山廃純米吟醸 1800ml

毎年大好評をいただく冷やおろしです。上立ち香はほのかに甘く、ひと口めから優しい味わいがスッと入っていきます。口に含むと華やかな吟醸香と柔らかい山廃らしい乳酸が相まって、ゆっくりと酸の余韻を感じながら消えていきます。舞茸やレンコンの天ぷらなんかがベストマリアージュ!?

【 クール便 】

加賀鳶 冷やおろし 山廃純米吟醸 1800ml
販売価格(税込)¥3,630
売り切れ

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加賀鳶 純米吟醸 生原酒

加賀鳶 純吟生原酒

コスパ◎な季節限定酒

加賀鳶 純米吟醸 生原酒

令和元年醸造、最後の新酒です。穏やかな柑橘系の落ち着いた香り。口当たりは軽くなめらかです。そこに原酒ならではのボディー感と力強さが加わり、暑い時期にぴったりの味わいに仕上がっています。

【 クール便 】

加賀鳶 純米吟醸 生原酒 1800ml
販売価格(税込) ¥2,860
数量 売り切れ
加賀鳶 純米吟醸 生原酒 720ml
販売価格(税込) ¥1,430
数量 売り切れ

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加賀鳶 純米吟醸生原酒 あらばしり

加賀鳶 あらばしり

荒々しくほとばしる新酒の風味

加賀鳶 純米吟醸生原酒 あらばしり 720ml

もろみを搾る過程で最初にほとばしる「あらしぼり」という部分をそのまま瓶詰めしました。冬の時期限定のしぼりたて生原酒です。豊かに広がる吟醸香とお米の旨みが存分に生きた、キレの良い飲み口が特徴です!白身魚のお刺身や、野菜の天ぷらとの相性は抜群(^O^) 前菜のサラダやフレッシュチーズと合わせてもおしゃれですね!

【 クール便 】

加賀鳶 純米吟醸生原酒 あらばしり 720ml
販売価格(税込)¥1,928
売り切れ

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加賀鳶 極寒純米 無濾過生酒

加賀鳶 極寒純米 無濾過生酒

飲みごたえ抜群、パワフルな新酒です
加賀鳶 極寒純米 無濾過生酒

価格のお値打ち感と味わいの良さで抜群の人気を誇る「加賀鳶 極寒純米」の無濾過生酒ヴァージョンです。
低温醗酵でじっくりと仕上げた純米酒を、濾過することなく、しぼりたてをそのまま瓶詰めした逸品。
上立ち香は新酒らしいすっきりとした上品な香りが漂います。
口に含むと新米の甘味が口中に広がりますが、次の瞬間辛さが味覚を直撃し、すべての口中の感覚がキレキレのシャープさに切り変わります。
一言で言うなら「THE・辛口」です。
米の旨味が、その辛味を繊細に覆い、濃醇な旨味を表現しています。
そして、喉を通った後のキレのよさ!
キレッキレの美味しさをお楽しみください。

【 クール便 】

加賀鳶 極寒純米 無濾過生酒 1800ml
販売価格(税込) ¥2,950
数量 売り切れ
加賀鳶 極寒純米 無濾過生酒 720ml
販売価格(税込) ¥1,488
数量 売り切れ

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