【杉錦】静岡県・杉井酒造

素朴な静岡の地酒蔵のチャレンジ・・・【杉錦】
静岡県藤枝市小石川町4丁目6-4
蔵元HP

天保13(1842)年の創業。明治中期までは「亀川」、大正期は「杉正宗」、昭和初期になって現在と同じ「杉錦」の銘柄を名乗っています。
蔵はサッカーが盛んな地であり、元サッカー選手のゴンこと中山雅史さんの出身地でもある静岡県藤枝市に在ります。
蔵に門は無く、その代わりに木々が迎える入口。そこには釜の蓋に「杉錦」のロゴが書かれた看板が立てかけられていますが、それが社長の人柄を表すかのように素朴で温かい。
6代目の杉井均之介社長自らが杜氏となり、昔ながらの甑(コシキ)を使った蒸し米と手造りによる伝統的な麹造りで、丁寧な酒造りが行われています。
蔵元杜氏の他に蔵人2人、パート1人、計4人で約400石弱の酒を生産するスモール蔵です。
小さな蔵だからこそ出来る自分流の酒造りを十分に楽しんでいるような印象を持ちます。そこがこの蔵元の大きな魅力のひとつでもあります。
そして、「少量ずつ丁寧に」を心掛けた酒造り。酒処・静岡らしい吟醸造りを基本としながら、淡麗な酒から味ののった酒まで、妥協しない、納得のいく酒造りです。
酒造りに必要とされる水は、深さ30m程ある蔵内の井戸から汲み上げます。発酵力の強い、大井川水系の名水です。
何年か前、酒の席で社長が「これまで、いい酒=吟醸酒という図式が成り立っていましたし、私もそう思っていました。ですが今は、杉錦らしい個性ある酒をと考えています。」
とおっしゃってみえました。それこそが生もと造りや低精白米を使用した酒造りという、同蔵の新たなチャレンジ。
最近では人気雑誌等で掲載されることも多い同蔵の酒ですが、販路の5割を藤枝、焼津、岡部の地元で占めるという、地元を中心とした地酒です。
杉井酒造が醸す爽やかな吟醸酒を楽しむも良し、マイルドな純米酒を楽しむも良し、個性溢れる山廃酒を楽しむも良し。
「杉錦」のそれぞれの魅力をお楽しみください。

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